帰りの車の中、やいさんと相談する。
「今日釣った魚、みなは食えんね。」
「おう、わしらアコウだけでもええかのう。」
「きのさんとこにおすそわけしよっかなあ。」
「んー、あそこまで行くんも大儀かろう。」
「そう?そんなでもないと思うけど。あ、今日仕事で来れんかったH氏のとこに寄ってみるか。」
「おう、ちょっと国際(大学の現場)寄ってみるか。」
熊野経由で帰ることに決定。すみません、きのさん。
H氏に連絡して、現場に立ち寄る。そこで少し過ごして帰路についた。アコウの刺身を盛る皿がないというので、ジュンテンドーに寄って大きめの皿と、何故か千切り器を(確か)割り勘で購入。近くのスーパーでついでに野菜とか買い物した。
「ぬるぬるするのう〜。」
「ホンマ〜。もしかしてベラの仲間なんかな〜。」
「いや、それはなかろ〜。」
アコウは片身とっても、ビチビチッと跳ねたりして、己が生命力を誇示していた。船で絞めてもらったほうがよかったかな。やっぱし。
程なくしてM君もやって来て、3人して下記の要領にていただきました。
刺し身盛り合わせ
アコウ以外の魚は全部H氏に渡したつもりだったけど、アジが一枚アコウの下敷きになってて、一緒に刺身にしてもらいました。アジはすぐに絞めなかったからか、ちょっと柔らかめでした。すまん。次こそ速攻で絞めるよ。
それにしても、なかなか「それ風」じゃないですか。千切り器を買ってたのは、大根の千切りを作る為だったのね。
「すげーコリコリしとる。」
「こりゃ、なんかの味に似てるな。」
「白身で・・・・・・、タイかな?」
「いや、タイともちょっと違う。カサゴかな。」
結局はっきりとした答えは出なかったが、アコウの味は覚えたよ。
でかい頭を捨ててしまうのもなんなので、兜煮にしてもらう。
兜煮
すごいねこりゃ。食うだけ身がありますよ。んで、全然煮崩れしないのね。煮てもプリプリでした。出汁と相まって絶品でございましたよ。
途中なぜか焼肉を食った後、最後に澄まし汁をいただきました。
いいダシ出てるよ〜。切り身は十分煮てるのに全然煮崩れなくって、むしろなんか歯ごたえさえ感じました。骨までしゃぶって、十分堪能させていただきました。ごちそうさまっ。
超めでたしめでたし。